「景吾た〜んv、景吾た〜んv。」
身長152cm、体重42kg小柄な少女が一人。
「どこに行ったのかな・・・?」
一指し指を顎に当て小首をかしげる。
「景吾た〜ん!!」
バタバタバタバタ・・・ガチャッ。
大きな駆け足の音ともに乱雑に開いた扉。
「あっ景吾た〜んv。」
「ハァ・ハァ・・・。」
現れた美少年の男、身長175cm、体重62kg。
ヅカヅカと少女に近づく跡部景吾14才。
眉間に皺を寄せ大きく息を吸い込む。
少女を怒鳴り散らすのかと思いきや・・・。
「景吾た〜んv会いたかったぁ。」
小柄な少女事、14才は跡部景吾に抱きついた。
と途端に顔をヘニャラとそれはもう、氷帝テニス部レギュラーも見た事の無い顔の緩み具合でを抱きしめた。
この2人、見て解る通り恋人同士である。
更に付け加えると幼馴染。
親同士公認の中である。
「景吾ぉ〜、どこに行ってたの?、景吾にすぐに会いたかったのに・・・。」
瞳をウルウルとさせ上目づかいで景吾を見上げる。
「悪かった・・・ちょっとマルガリーテの散歩に行っていた。」
「ワンちゃんのお散歩かぁ〜。」
「それよりどうした?」
「ただ会いたかっただけ・・・、じゃ駄目?」
「いいや、俺様もお前に会いたかった。」
この2人会いたかった・会いたかったと言っているが会うのは3時間ぶりです。
「もうすぐで春休みも終わっちゃうね。」
「あぁ。」
「今度は中学3年生かぁ〜。はもう少し大人っぽくなれるかな〜。」
「今のままで十分じゃないかよ。」
「だって、身長もうちょっと欲しいし、景吾たんに似合うぐらいの大人な綺麗な女性になりたいんだもん。」
「これ以上大人っぽくなったら、俺の身が持たない・・・。」
「えぇ〜何で?」
「お前は今のままで十分だ。それに・・・、」
「きゃっ。」
「ここは十分すぎる程育ってるだろう。」
景吾の手に収まりきれていない胸。
「景吾たんのエッチィ〜。」
とはいいつつ、嫌がっていない。
(プッ、馬鹿ップル。)
「男は皆エッチなんだよ。」
「そうなの?」
「あぁ。」
「ふ〜ん、でももエッチだよ?」
「何でだ・・・?」
「だって、景吾たんがの胸触るから変な気分になってきちゃったv」
「じゃぁ愛を育むか?」
「うんv」
そして2人は、景吾にお姫様抱っこをされつつ寝室のドアを開ける。
これから辺り一面にピンクの世界が広がっていく。
この物語は回りを巻き込みつつ、壮大なる馬鹿なカップル略してバカップルが織り成す、ギャグと砂吐き物語りです。