ある休日の午後。
「ねぇ、景吾。」
景吾を見つめる。
「何だ?」
を見つめ返す景吾。
「ぎゅ〜して?」
上目遣いでおねだり。
「あーん?」
「ぎゅ〜して?。」
可愛く上目づかいでオネダリ。
顎づかいで「こっちこい。」とを促す。
景吾の側に寄る。
と、景吾の腕の中に収まった。
あぁ〜安心する、景吾の腕の中。
暖かな温もりと景吾の香り。
「フフフ。」
微かに笑いが零れる。
そんなを覗きこむ景吾。
「ん?」
景吾の視線に気がつき視線を合わせる。
「何かあったのか?」
「ん〜、何もないよ?」
ただただ、淋しさ募って温もりが欲しかっただけで・・・。
毎日の様に顔を合わせているけれど足りなくなる時がある。
毎日逢っては居るとは言え、部活に生徒会で忙しい景吾。
一緒に居る時間は短い。
今日は偶々部活が休みだった景吾。
久しぶりのゆっくりとした2人の時間。
互いにベタベタする方じゃないし、甘える事もあまりしない。
だけど、抱きしめられて温もりを与えて貰って、唇を重ねて気持ちを貰って、髪を撫でてくれて安心を貰って、愛のエネルギーパワーを補充する時も必要。
だから私は、たまにものすごく甘えたさんになるの。
甘えたさんになって景吾から愛のエネルギーを貰うの。
愛の囁きを頂戴とは言わない。
景吾はそう言う事、滅多に言ってくれない人だから・・・。
ごくまれに言ってくれる時もあるけれど、本当の本当にそれはめったな事ではお目にかかれない。
言葉少ない景吾だから、言葉の変わりに身体から気持ちを貰うの。
身体から愛を貰うの。
直接景吾に、愛を頂戴なんて口が裂けても言えない。
だから遠まわしにこうやって甘えたさんになるの。
甘えたさんになって愛を貰うの。
「ねぇ、景吾チュウ〜して?」
チュ。
「もっとして?」
チュウ。
「もっと。」
チュウ〜〜〜〜。
それはとろける様なキスに変わった。
景吾の気持ちがダイレクトに感じる・・・。
暖かな唇の温度。
形のいい景吾の唇。
とろけるキスとともに身体もとろけてしまった。
景吾に身体を預ける。
何も言わずとも頭を撫で撫でしてくれる大きな景吾の手。
暖かな手の温度。
ゴツゴツした大きな景吾の手。
撫でられる度に気持ちが安らいでいく。
『ウフフ、愛のエネルギーパワー注入完了!!』
でもね・・・。
私が甘えたさんになって愛のエネルギーパワーを貰う時必ず伴うリスク。
リスクなのか?オプションなのか?はたまたオマケなのか?
・・・更なる愛のエネルギーパワー注入。
そのまま私は景吾に抱き上げられベットへと・・・。
直接素肌に景吾を感じる。
愛のエネルギーパワー。
・某自分がもう一つやっているサイトのパロディー小説から引用w。
これで甘々景吾バージョンが書いてみたかった。
名前変換少ないですが、まっいいっかw